骨董品と私の運命的な出会いを求めて
私は年に一つだけ骨董品を買い集める事にしています。
その予算は特に決まっていないのですが、よく旅行に訪れた時にその地元の骨董品屋さんを覗くようにしています。
私はどちらかというと、派手好きなので焼き物ではノリタケや古伊万里、九谷焼が好きです。
これらのデザインの中で、飾っておくだけでなく来客時にも使えそうな物をいつも探しています。
例えばノリタケのアールデコデザインのコーヒーカップでお客様が来た時にコーヒーを出してみて、お客様がそのデザインに気が付いてくれた時等に骨董品の話で話題が盛り上がるからです。
骨董品店では、いつも品揃えが変わるとことも面白いです。
私が骨董品を選ぶ基準として好きなデザインである事も他にも、その骨董品を眺めている時の自分の精神状態もしっかりチェックしています。
例えばその骨董品を眺めたり手に取った時に自分の気持ちが向上すれば、その骨董品には良い気が宿っているのです。
逆にどんなに豪華で美しい骨董品でも、何だか不気味だったりその骨董品の周りの気がよどんでいたら、いくらお買い得でもデザインが美しくても買わないようにしています。
骨董品は長い年月の間に多くの人の手に渡って今の時代まで生き抜いてきた物が多いので、それぞれの歴史があったり、何かしらロマンや物語を秘めているものなのです。
だからそういったその骨董品が持つ宿命までも抱えていける気持ちが湧いてこない限りは、自分の元へと置かないようにしています。
私はこういった骨董品との出会いも自分の運命の一つだと思っているので、いつも何か素敵なロマンを秘めたような美しい骨董品と出会える一期一会を期待しているのでした。
