身分証明が必要な場合もある〜リサイクルショップを利用する際の注意点〜

リサイクルショップで商品を買取してもらったことがある人は分かるかもしれませんが、買い取りをしてもらう場合、基本的には身分証明が必要になります。一般の人であれば、運転免許証や保険証、学生であれば学生証などの提示が必要となります。ただリサイクルショップによっては身分証明証が不要なところもあります。身分証明が不要なところの方が手軽でいい、と思うかもしれませんが、これは古物営業法や古物営業法施行規則という法律で定められているものですから、身分証明が不要なリサイクルショップは、あまりお勧めできません。

なぜ、身分証明書の提示が必要なのかというと、前述のように法律で「買取をする際には、その人の身元を確認しなければいけない」となっているからです。それは、リサイクルショップに売りに来た商品が盗難品である場合があるからです。身分証明もなく買い取ってしまうと、万が一他のお客様がその盗難品を購入して、あとから盗難品であるという事がわかった場合に、その盗んだ犯人の見つけ出せなくなってしまうからです。逆に、身分証明書の提示が必要だ、というだけで盗難した犯人はそのリサイクルショップには売りには来ないでしょう。

ただ、リサイクルショップによっては、買取価格が1万円以上の商品の時のみ身分証明書の提示が必要となっているところもあります。おそらくこれは、金額が低ければ盗難である可能性が低いからという事でしょう。ですが、実際は持ち込んだ商品が1万円以上になるのかならないのかというのは、実際見積もりしてもらわなければわからない事です。そのため買取してもらうという時には、商品がどうであれ身分証明書は持参していきましょう。